ピンクの照明に包まれた狭い個室で、少女は今日が「初めて」の日。
安っぽいピンクのドレスを着た彼女は、物憂げな瞳でお客を待っていた。
この世界に足を踏み入れたのは、決して好奇心や欲望からではない。
業界のルールも、男の身体の扱い方も、すべてが初めて。
緊張で細い肩が震わせ、視線を逸らしながらも微笑んだ。
客の身体に跨がり、柔らかな乳房と太ももで密着しながら擦りつける。
初めて触れる熱い肉体、初めて感じる男の反応。
心のどこかでは距離を置いているのに、泡に濡れた素肌が正直に熱を帯びていく。
物憂げな瞳の奥で、戸惑いと、わずかな羞恥、そして奇妙な解放感が交錯していた。
身体を重ねられるたびに、彼女の思考はますます泡のように揺らぐ。
彼女自身にもわからなかった。ただ、快楽の波に呑まれそうになるたび、瞳の奥の影が少しだけ濃くなる。
終わったあと、彼女は静かに客の胸に顔を埋め、髪を優しく撫でられる感触に、わずかに目を閉じた。
この作品は、初めての客に全身を委ねながら、心のどこかで「自分」を守り続けようとする、儚くも淫らな一夜の記録です。