---これは中年デブハゲチビの俺が催●アプリを手に入れた物語---
俺は公園のベンチに座って、不思議なスマホアプリをいじっていた。そのアプリの画面
は、ただの真っ黒で中央に赤い点が一つあるだけ。でも、この点を誰かに向けると、その
人は俺の言うことを何でも聞くようになるんだ。試しに通りすがりの犬に「お手」と言っ
たら、犬はきちんと前足を出した。面白いおもちゃだ。
ちょうどその時、一人の少女が公園に入ってきた。ショートヘアでスポーティーな雰囲
気。テレビで見たことがある。アイドルだっけ?名前は…乙倉悠貴だったかな。ああ、ア
イドルか。普通は関わらないようなタイプだ。でも、今日は俺のおもちゃで遊んでみたく
なった。
悠貴はベンチから少し離れたところでストレッチを始めた。陸上競技をやるらしくて、体
を柔らかくしているのだろう。俺はスマホを向けた。赤い点が彼女の胸の辺りを照らす。
「こっち来い」
俺がそう言うと、悠貴はストレッチをやめて、まるで操り人形のようにこちらへ歩いてき
た。表情はなく、目の焦点も合っていないようだ